”スクープ!スクープ!”って騒いで食堂さ入ってきた主人。
”は?、何のスクープ?”って聞ぐど、”いいから、こっちゃこぉ”って。
行ってみると近ぐの山さ鹿が3頭、山の斜面で木の芽や草っこ食ってんでねぇの。
”なんたら、よぐおぢねぇごど”って。
このあだりでも土手の草を食べんのに足で土をけっちらがしてんで、土が崩れできたり花っこなんかさっぱり食われったってしゃべってだっから、足で土っこ蹴ってやっぱ食ってだったぁみでって、雨降ったら山崩れでこねぇばいいがぁって思ったぁがぁ。
そんでも、ここで鹿見れるなんてのどかなんだべな。
みんな泊りさ来てけでね。